ピアノ・音楽教育一覧

電子ピアノとアコースティックピアノの違いについて

みなさん、やはりピアノを用意するときに気になること。

電子ピアノの方が安価なので手に入れやすいので、みなさん電子ピアノで充分でしょって思っているんですよね。

そして、ある程度弾けるようになってきたときに気づいちゃうんですよ。

「先生のピアノとお家のピアノ、ぜんぜん違う!」ってことに。

「教室ではできたんだけど、お家に帰って復習しようとしたらできない

そりゃそうですよ、だって電子ピアノじゃできないんですもん。

 

(;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;)ナ、ナンダッテー!!

え??そんなこと知らないで買ったんだけど・・・と、後悔。

でも電子ピアノしか置けない環境だったりピアノ習ってるけど続くか分からないからって大体は最初からアコースティックピアノを買わないのです。

「続くか分からないから」って言っている時点で、「練習が辛くても続けよう」とはじめから覚悟していないですよね・・・そこも疑問に思ってしまうのですが・・・

それは置いといて。。。


受験で中断したとしてもピアノはいくつになっても弾けます。

購入してレッスンを中断しても、またピアノを弾けるようになりたいと思うようになるかもしれないし生き抜きに好きな曲をちょろっと弾いてみたり子どもに譲ることもあるかもしれないですよね。


「アコースティックピアノと電子ピアノの違い」は何かって言われたら、弦をハンマーで叩いて音を出すのは生のピアノ(生ピ)。
電子ピアノは弦やハンマーがないので、電子ピアノに組み込まれているきれいなピアノの音で練習することになります。

ですので、電子ピアノは誰が弾いてもきれいな音が出せるってこと。

しかも電化製品と同じだから寿命が10年から15年ぐらいまででしょうか。

しかし、生ピだとそうはいきません!
きれいな音・鋭い音など、いわゆる音色を自分で探して弾かなければいけないのです。

同じ曲を演奏しても一人ひとり音色が違うのは当たり前です。
そこで個性も大切になって、発揮できる場となっていきます。

それぞれの個性を幼少期から大切にしたい・育てたい・そして発揮してほしいと思って「心育リズミック」カリキュラムをつくりました。


先生にレッスンしてもらって、教室では「こんな音でこういうイメージで演奏できた」のに、おうちの電子ピアノで練習したらぜんぜんできない!弾けない!という問題が起こってくる前に対処したいのですが、こればっかりは予算やスペースの問題もありますよね。

アパート・マンションで生ピだと演奏できない生徒さんもいるので電子ピアノで頑張っている方も多くいらっしゃいます。

強制ではないのですが、生徒さん自身が「あっ!」と気づいたときにお話するのは残念な気持ちになるのでこうして最初にこんなことが起きてくるんですよって皆様に知ってほしいと思っています。

私自身も小学低学年時は「オルガンピアノ」でしたから・・・

幼少期からアコースティックピアノが置いてある環境って羨ましいなぁと思うのと、置ける環境がある人はぜひ気がつく前に置いてほしいなと思っています。

2017年05月03日

ピアノ教室の選び方

実際にピアノ教室を個人でやっているので、みなさんには相性が良いピアノ教室に通ってほしいと思っています。

一番は先生との相性です。

そして目的に合わせて先生を選ぶこともありますね。

・クラシックを・ピアノ基礎やテクニックを指導してくれる先生
・ジャズを教えてくれる先生
・音大や音楽高校に進みたいので受験対策をしてくれる先生
・障がい者に対応して、生徒さんを多く育てている先生

などなど、先生にもそれぞれ得意分野があります。

そして教室方針や発表会・イベントもチェックしてみるといいと思います。
「毎年発表会をやっていたり・2年に1度だけ・イベントはある・ない」など教室によって必ず違います。

教室方針や環境、子どもとの相性、大人の方ももちろん先生との相性は体験レッスン時で大体把握することができると思います。

ですので、ひとつの教室だけ見るのではなく他の先生の体験レッスンもしてみて、その中で「ここに通いたい!」と思ったところをお子様と話してみるといいでしょう。

保護者様も、大切なお子様を毎週30分とはいえ通うのですから教室選び・先生選びはとても重要です。

私自身、体験レッスンに来た生徒さんみんなと気が合うわけではありません。

私ではなく、他の先生のほうが気が合いそうと思ったらぜひそちらにしたほうがいいです。
先を見据えて指導をしていく先生を見つけてみてください。

しかし「ココロミュージックでよかった!先生で出会えてよかった!」と思ってくれたら嬉しいです。私は今いる生徒さんたちと出会えて本当によかったなぁ、恵まれているなぁと普段から感謝ばかりです。

皆様もぜひ相性がよい先生・学びを続けている先生・忍耐強く話を聞いてくれる先生を見つけてみてください!

2017年06月15日

自立する力を育てたい

「弾きたい曲をスラスラと弾けるように!」
初心者の方は、これができたら…と思っている方も多いのではないのでしょうか。

弾きたい曲の楽譜を買って弾けることができたら…

とても楽しいですよね!

しかし「楽譜を見て音符を正確に読んで弾く」
これができるまでに時間がとてもかかると思います。

自立するためのポイントをみてみましょう。

1.楽譜に音符名を書き込まない

スラスラと音符を読めるようになりたい!という方はとても多いのですが、これを習得するためには楽譜に音符の名前を書き込まないことです!

分からないからついつい書いてしまう子ども・大人は多いのです。

書いてある楽譜まで売ってるので、苦手意識が強い方はそんな楽譜を使っていると思います。

音符を覚えたいのに書いてある楽譜を使うのはこれからはやめましょう!

分からない音符、毎回「なんだっけ?」と迷う音符があると思います。
毎回繰り返しして読んでください。
何回も読む事で覚えてくるはずです。

しかしどうしてもそこだけは苦手でリズムが崩れる・止まってしまうなどがあるのであれば書いていいと思います。

2.先生に質問すること

おうちで練習していて分からないことや忘れてしまったことがあれば、レッスンで先生に聞きたいことをメモしておきましょう!
ココロミュージックでは、楽譜に先生に教えてほしいポイントを書いてくる子どもの生徒さんもいますよ。

自分で何が分からないのか・知りたいことなのかを明確にしておかないと、レッスンに通って先生の言うことを聞いているだけになってしまいます。

どうやって練習したらいいの?この部分はどうやって弾けばいいの?という内容はレッスンで先生が教えてくれています。
そのような言葉を忘れないように、自分の字でメモしておきましょう。

昔、私がピアノレッスンを受けているときにはレコーダーを持っていったり、先生が話しているときにレッスンで気がついた点や先生が言っていたことなどをメモしていました。

幼少期では先生がテキストに書き込むことがほぼですが、大人の方は自分で書き込むように習慣にするといいですね!

3.周囲に自分のピアノ演奏を披露する

「私、ピアノはじめたばかりだから恥ずかしくて聞かせたくない」という大人の方や「人前で演奏したくない」「家族の前で演奏できない」などなど、理由はそれぞれ恥ずかしがって弾かない人もいると思います。

初心者も堂々と家族や友人の前で披露しちゃってください!

「まだここまでしか進んでいないけどぜひ聞いて♪」と言えるまでになればいいですね。

人前で弾くと緊張して練習どおりにいかないことが多いですが、練習している様子も家族や友人に見せて聞いてもらいましょう。

自分で聞いている演奏では気がつかなかったことや違う形でアドバイスをもらえたり、成長した姿を見て感動してくれることもありますよ!

演奏を披露することも自立の一歩です!

4.リズムを習得すること

演奏する上で大切なことの一つです。リズムを叩けるように・拍子を完璧に数えられるようにすることができなければ楽譜を読むことができません。

新しいリズムが出てくるたびに、悩んで適当に弾いたり毎回レッスンで直されてしまう・・・
CDを聞いて耳コピしたりするのもあまりよくないと思います。

自分でリズムを完璧に習得するまでにはとても時間がかかります。

難しいリズムが出てきても自分で理解できるようにする、自立できれば先生はいらなくなりますよね。

リズムパターンをレッスン内でレパートリーとして貯めておくといいと思います。

3連符・5連符…変拍子のパターンなど、曲で出てきたら先生に教えてもらうだけじゃなくて自分で調べたり、他にはどんな曲があるんだろう・どんなパターンで出てくるんだろうと見たりすると頭に残っていきますよね。
自分の頭の引き出しにリズムパターンを収納していきましょう!

私はみんなに早く自立してほしいので、ピアノをやめたとしても好きな曲を好きな時に弾いてこの先も音楽が心の救いに・癒しに・趣味になってほしいと願っています。

ここまでの力を育てるために、私たちピアノ講師がいるのではないかと思っています。

本当に自立したいのであれば、先生が教えてくれた事だけでなく工夫して練習することが近道だと思います。

同じ時期に入会したのに、進みが早かったりたくさんの曲をこなしている生徒は影で努力している人・工夫しながら楽しみながら練習人です。

ぜひ、先生と一緒に目標を考えたり話し合ったりしてみてくださいね。

2017年09月16日